背景
激変する環境に対応できる事業戦略を策定したい
電子部品メーカーとして、同業界で安定的に成長を続けてきたY社。しかし、近年の業界トレンドや技術の変化、急激な資源コスト増大によるコスト構造の悪化などにより、これまで同社が積み重ねてきた経験則やノウハウだけでは、さらなる事業成長を目指すのは難しいと認識していました。
同社の人材育成はジョブローテーションで行われているため、現場を幅広く理解した人材は多くいるものの、中長期的な経営戦略や事業戦略の策定ノウハウは社内に不足していました。
当初は大手コンサルティングファームや中途採用などの手段も検討していたものの、「外部に丸投げしてしまうと社内にノウハウが残らない」「採用を行うには難易度が高く時間もかかりすぎる」といった理由で採用せず、結果的にプロフェッショナル人材の活用を選択しました 。
提案および支援内容
ノウハウを移管するために、一緒に動けるチーム支援を提案
ソレクティブはヒアリングの内容を受けて、ノウハウ移管を目的とするのであれば、アドバイザーだけではなく、一緒に動ける人材も併せて提案することが必要だと考えました。結果として、大手戦略コンサルティングファーム出身で、事業会社でのCFO経験もある経験20年以上のエキスパート人材と、現場に寄り添って動けるミドルクラスのコンサルタントからなる2名体制での支援が決定しました。
社内の参加メンバーの理解度を調整しつつ目的意識を合わせるために、中期経営計画策定プロセス理解のためのレクチャーを実施するところから、支援がスタートしました。その後、経営陣との1on1を実施しつつ、計5回のワークショップで、各部門から集められたタスクフォースチームのメンバーとともに、外部環境、社内の現状・課題分析を3ヶ月で実施。さらに現場のリアルな数字を組み込むために工場の視察なども行いながら、同社が進むべき方向性を6ヶ月でまとめ上げました。
活用したフレームワーク・分析手法一例:
PEST分析
5フォース分析(競争環境)
3C分析(業界分析)
バリューチェーン分析
営業プロセス・営業組織に関する分析
顧客分析(既存情報精査)
製品分析(既存情報精査)
競合比較
生産工程分析
全体組織分析
経営管理体制分析
売上高・収益性・資本生産性(ROE・ROIC)分析
成果・今後の展開
戦略策定の第一段階が終了。自走化へ
このプロジェクトを通して、Y社の課題とこれから取るべき戦略の方向性が論理的に整理され、今後歩むべき道のりは明確になりました。「今後狙うべき事業領域」や「具体的なゴール」「アクションプラン」といった詳細戦略の策定はまだ進行中ではありますが、社内メンバーの視座も変化し、自走するための基礎が整いました。
現在は、社内のタスクフォースチームが主体となり、実行フェーズのプラン策定を進めつつ、戦略を具体化して実行計画に落とす作業が進められています。
従業員数
5000名以下
事業内容
電子部品の開発・製造・販売
ソレクティブ 担当
岩井エリカ
ソレクティブ 編集部
今野三貴
Sollective Business Design
ビジネス課題を実現できるアジャイルな組織づくりを行いたいお客様に。
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必要な「機能」を導き出し、適切に人材をアサインし伴走支援を行います。
これまで上場企業やベンチャー企業、外資系企業など100社以上のお客様にサービスをご提供しています。





